稲妻

テーブルに差向いで座る彼女がその言葉をつぶやいた直後、世界は音を立てて砕け散り、破片は僕の顔に降り注いだ。窓の外は寒い夜で、アスファルトは降りしきる雨をやみの中へすい込み続けまるで血に飢えているかのようだ。昼間は瀟洒だったはずのビルは光を失い、街並みにまるで自分の存在意義を自問自答しているかのようだった。

そのとき、黒い雨雲がぱくりと割れ、狭間から光の階段が降りてくるのを僕は見たのだ。けれど、やけに神々しく見えるその道標に、なぜか辺りの人たちは耳に手を押し当てて恐れおののいた様子を見せている。

稲妻


詩を読んで、ちょいとグルメな気分になったら、大阪福島(福島区)で美味しい豚肉料理をいかがかしら。