バイク(CB750 RC42)乗りのパパによる、育児が終わったら行ってみたい近畿(関西)の日帰りおすすめツーリングコース、スポットなどの記録。
英語でSUMPとはつまりオイル溜めのこと。つまりドライサンプとウエットサンプというのは、エンジンオイルを溜める方式の違いを指している。
ドライサンプというのは、エンジンの下にオイル溜をもたず、ほかの場所にオイルタンクがあってそこから各部へオイルを圧送する方式をさす。
もちろん、落ちたオイルはスカベンジポンプという回収専用のポンプによってオイルタンクへ戻される設計だ。
イマム室長が乗っているCB750はウエットサンプであり、エンジンクランクケースの下にオイルパンがある。
最近のバイクでいえばほとんどがウエットサンプ方式を採用しており、よほどハードな要求をつきつけられるマシーンでもない限りこいつは採用されない。なにせオイルは下におちるのが普通だから、結局はこっちの方が効率がいいのだ。むりくりオイルを循環させるよりも。
だが、本格的なオフロードバイクなんかは今でもドライサンプが主流であり、最低地上高を上げたい環境で走行するようなバイクは、オイルパンが邪魔になるゆえドライサンプを採用し、車体をスリムに仕上げるのだ。
写真のバイクはSR400だが、これはもともとXT500というオフロードバイクをベースに作ったバイクであるらしく、ドライサンプが採用されているのはそのせいだ。本格的なオフロードバイクなんかは、なにせエンジン舌が岩とかにぶつかったりする危険があるから。
車体を支えているパイプフレームをオイルパン代わりに利用するのがSRの方式だが、事情を知らない素人が聞けば「え?」となるような事実だ。こういった例は、特殊な例だとハーレーのエンジンを積んだビューエルなんかは、スイングアームをオイルタンク代わりに活用している。ハーレーの伝統的なVツインは、そもそも昔からドライサンプだったのだが、この巨大なエンジンをコンパクトなスポーツバイクに仕上げようと、ビューエルはさまざまな工夫を凝らしているのだ。
オイルタンクだけではなく、燃料タンクもツインスパーのフレームを利用し、普通では考えられない乗り味を再現しようとしている。
また、BMWのK1300系の4気筒エンジンはドライサンプだ。これは独特な足回りを前提にしたフレーム構成に深く関係している。BMWは従来のテレスコピック・フロントフォークから脱却したフロントサスにチャレンジしている。日本車と同じ水冷横置き4気筒を搭載している新しいKシリーズは、フロントサスがデュオレバーという、車のダブルウイッシュボーンに似た方式で、ストロークしてもアライメントが変わりにくいメリットを狙ったサスペンションを採用している。
ツインスパーのフレームが極端に低くできるのだ。そこにマウントするエンジンとして、シリンダーが深く前掲してフレーム下へ格納できるような構成としたとき、クランクケースの下のオイルパンが邪魔になったのだ。なのでドライサンプにして、オイルタンクを後輪の前に持つレイアウトを採用したのだそうだ。なんだかよくわからんが、ともかくすごい自信であることだけはたしかなのだ。走るための道具だから、走ることにとことんこだわり、低重心であることに、そこまでの執着心を見せるというのだから。
ちなみに、このエンジンを設計したのは、F1カーに搭載されているBMWエンジンを設計したのと同一人物。発表会では、F1ではドライサンプは常識なんで、最初から疑いもせずドライサンプだった、とコメントしている。
バンクしないから横Gの影響をもろに強く受けるF1界では、ドライサンプはいまだ常識なのだが、その理由はオイルが横Gの影響を受けてエンジンに送り込まれなくなり、焼き付きなどが発生する原因となるからなのだそうな。
横Gのすさまじいスーパーカーの世界だと、F1と同じ理由でドライサンプだが、スポーツカーでも常識的にはウエットサンプだ。ポルシェは唯一? の例外といっていい。なにせ空冷エンジンゆえ、油冷する必要性があり、この際オイル容量が11リットルと途方もなく多いため、ウエットサンプのオイルパンというわけにはいかなくなったのだ。
こういった事情でドライサンプが採用される例は少なくもないにしろさておき。
重いエンジンをなるべく下にもっていくことによって、低重心を狙うことにメリットはたしかにあるのだが、液体は下に落ちてくるものゆえ、シンプルな構成のウエットサンプのほうが効率が良いことに変わりはない。
どうせたれ落ちてくるオイルを下のタンクにためておき、上へ掻き上げる。そっちの方が、オイルの流動をメカで制御するよりもロスは本来少ないのである。
空冷エンジンなら、オイルを循環させるのにエネルギーのロスのすくないウエットサンプが理想的なのだ。なにせCBナナハンは、ポルシェみたいにオイルの容量を11リットルも必要とはしない。
ただし、旧社の多くはドライサンプが主流だったようで、国産初のナナハンCBフォアも、外国製の大型バイクにならって右側面にオイルタンクのあるドライサンプだったようだ。
かっけー。
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